稲妻と窒素
ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
日之出酸素では朝礼時に社員が交代で話をする「今日の一言」タイムがあります。
先日、先輩社員の「今日の一言」が個人的に興味を持った内容だったので紹介させて頂きます。
【なぜ、雷を「稲妻」というのか、「稲の妻」と書くのか!】
春から初夏にかけて稲作の時期に雷雨が多く、雷が発生する事が増えます。
空気の成分は約80%の窒素、約20%の酸素ですが、雷の空中放電により空中の窒素が分解され窒素酸化物になります。
窒素は肥料の要素の一つで、大気に溶けた窒素、雨に溶けた窒素が植物の生育に大きく関わってきます。
窒素は自然の中で形態を変化させながら存在し、その途中である「硫酸性窒素」を植物は栄養として成長します。
雷雨が起こる季節がちょうど稲作に重り、稲の成長に必要な栄養分豊富な雨が降る為「雷が稲の栄養を作っている!沢山雷があった年は豊作だ!稲の光だ!」との昔からの言い伝えになったと考えられます。
昔の人は自然に学んでいたのですね、、、凄いです。
ただ「硫酸」というフレーズが気になります。悪いイメージです。
窒素酸化物は紫外線でも工場の煙でも光化学反応を起こし空気中に作られます。
人工的に作った肥料にも多く含まれています。
適量の硝酸性窒素は植物にとって良い肥料ですが、過剰摂取で野菜などに残っていると体に悪影響を及ぼすものへとなります。
人が自然界に及ぼす悪影響の一つですね、それは人へと戻って来てます。
2年前に「稲妻」の言葉の由来を高校生が科学的に証明し『科学シンポジウム』で表彰もされています。
興味を持った方は是非ググってみて下さい!
本社:管理部:👩
自然の恵みに感謝です。
一点だけ、硫酸性窒素とあるのは、もしかすると硝酸態窒素ではないでしょうか??