原子番号8くん
昔々、あるところに、原子番号8くんが誕生しました。
原子番号8くんは、長い長~いとても長い年月を越え、大気中内濃度を上昇させました。
肺へと吸入された原子番号8くんは、ヘモグロビンの鉄分と結びつき、血液によって全身の細胞にくまなく運搬されます。
今や人間を含め多くの生物が、生きていく上で必要不可欠な存在となりました。
そんな原子番号8くんを、本日某病院へ納品してきました。
気体から液体へ凝縮された原子番号8くんは、液化ガスローリーに積まれてやって来ます
【液化ガス:ローリー車】
【フレキシブルホース】
この「長い!」「太い!!」「固い!!!」という、羨ましい3拍子を備えたフレキシブルホースで、液体の原子番号8くんをCEタンクへ充填します。
【CEタンク(超低温貯槽)】
CEタンクへ充填された液体の原子番号8くんは、蒸発器へ向かいます。
【蒸発器】
蒸発器を通った液体の原子番号8くんは、再び気体へ状態変化します。
そして、医療用ガス配管により病院内へと供給されるのです。
ちなみに配管の端末は、このような機器となっています。
この端末器に専用の医療機器を取り付け、原子番号8くんは体内へと吸入されるのです。
病院内でも大活躍の原子番号8くんですが、実はとても恥ずかしがり屋さんです。
無色透明の性質を持ち、決して肉眼で見えません。
愛され、求められ、それでも姿を見せない原子番号8くん。
本当はきっと腹黒いに決まっています。
・・・「そんなに疑うのなら液体の姿を見てごらんなさい。」
はっ?・・今のは原子番号8くん・・?
液体の姿を見ろとはどういうことか。
どれどれ、それじゃあ見てみましょう。
【液体の原子番号8くん-183℃】
・・なんと美しい。
写真では分かりにくいかもしれませんが、とても綺麗な淡青色をしていました。
原子番号8くん、腹黒いと言ってごめんなさい。
澄んだ心を持っているから、綺麗な淡青色だったのですね。
私の心と一緒でした
念願だった姿も見られた為、満足満足。
原子番号8くんの正体が分からない方、ヒントは写真の中に隠れていますよ。
もう一度よーく読み返してみてください。
唯一無二の存在である原子番号8くん。
その重要性は冒頭にありましたが、他にも様々な用途があります。
興味のある方はぜひ、調べてみてはいかかでしょうか。
本社:医療G:👨
原子番号8くんの正体は酸素だ!
2個引っ付いて16で漂っています。
時々悪さもするけどね?