高圧ガス容器のこと
日之出酸素のブログをご覧頂きありがとうございます。
このブログは社員が交代で書いていますが、おおよそ1 年に1回の頻度で順番が廻って来ます。
歳のせいか月日が流れるのが早過ぎて順番が廻って来るのが恐ろしく早く感じています。
締め切りを守らないと、管理者が悲しむので頑張って、今回は容器について書こうと思います。
当社は日之出酸素という社名です。
社名に”酸素”が付いているので、当然、高圧ガスを扱う会社です。
高圧ガスには、本当に様々な種類があります。
酸素ガス、アセチレンガス、水素ガス、窒素ガス、アルゴンガス、アンモニアガス、炭酸ガス、フレオンガス、ヘリウムガス、亜酸化窒素ガス(笑気ガス)、等々…。
これらの高圧ガス容器には、1本1本に記号番号が刻印されています。
これは同じ記号番号は1本も無いことになっています。
これだけのガスの種類、同じガスでも、様々な容器の大きさがある中で、本当に凄いことだと思います。
高圧ガスを扱う会社は、容器の記号番号を管理しなければいけないことになっています。
今、何番の容器が何処にあるのかを管理して不明容器や放置容器を防ぐことが法律で義務付けられています。
客先に対しては貸し出している容器の一覧表を作成し毎月、送付しています。
これを「貸付明細書」と言います。
又、容器には所有者打刻を刻印しなければいけないことになっています。
日之出酸素の所有者番号は【U-144】です。
この打刻がある容器が日本の何処で見付かっても、日之出酸素に戻って来ることになっています。
容器には「容器の外面に容器の所有者の氏名又は名称、住所及び電話番号を明示すること」という取り決めがあります。
所有者の氏名又は名称はともかく、住所及び電話番号ってどうやって明示するんだ!?!?って感じですよね。
そこで登場するのが所有者番号です。
所有者番号を打刻することでその代わりになるって仕組みです。
【U-144】には「宮崎県延岡市桜園町86番地の1。日之出酸素株式会社。0982-33-3121」の意味があるってことです。
放置容器や不明容器を出さない為に、考えられた仕組みですが、長期間の放置によって、錆が酷く、打刻が読み取れない容器や、この仕組み(制度)が出来る前(1985年10/21以前)に製造された容器には所有者打刻が無いものがありますので、古い容器が見付かると、一苦労です
いろいろな場所で使われ、活躍している高圧ガスと呼ばれている産業ガスや医療ガスは、水や空気と同じように、社会には欠かせないものです。
物づくりを支え、命を守っていると言えます。
これからも、現場(営業)と管理(内勤)が連携して高圧ガスを扱うプロとしての意識を持ち続けたいと思います。
本社:管理部:👩