容器管理のこと
日之出酸素のブログをご覧頂き、ありがとうございます。
このブログは社長以下社員全員が交代で書いている訳ですが、とにかく回って来るのが早い早過ぎる
時間が経つのが早いと感じるのは歳のせいってことで、諦めて書いています
日之出酸素は社名の通り、ガスを扱う会社です。
このガスは取り扱いを間違うと非常に危険な物です。
そこで安全に取り扱うために「高圧ガス保安法」があり、販売業者である私たちも、消費者であるお客様もこの法律の順守が義務付けられています。
消費現場の危険な取り扱い例
納入した高圧ガス容器を、いつまでも炎天下に置いている
高圧ガスを屋内(住居空間等)に貯蔵している
顧客先で容器が海水にさらされている
顧客が現場などで高圧ガスを放置している(管理していない)
容器の貯蔵において、転倒防止がなされていない
容器の盗難防止がなされておらず、持ち出しやすい状態になっている
客先の酸素貯蔵所直近に喫煙場所がある 等々…。
ボンベの腐食・腐敗が進むと色別も出来ません!
アセチレン=茶、酸素=黒
炭酸=緑
水素混合=赤&グレー
このような危険な取り扱いにならないよう、販売業者である私たちには、ガスを納入する際にそのガスの取り扱い説明書と言える安全データシート(SDS)を配布し、周知をする義務があります。
日之出酸素は昭和9年(1934年)11月6日創業ですので今年で満88歳です。
長い歴史の中で今のようにコンピューターが無い時代は、容器1本1本にカードを作成し何処に納品したか、何処から戻って来たかをカード上で人間が管理していました。
それを客先ごとや、容器ごとに履歴が確認出来るようにシステム化しました。
それでもシステムへの入力は人間がしていた期間が長く続きました。
その後、納品、回収処理をハンディターミナルで行えるようシステムを更新して現在に至ります。
人間が手作業でやっていた時期の容器管理は正確に出来ていない部分もありますが現在は、法令遵守で正確な容器管理を遂行しています。
容器には「自社容器」「メーカー容器」「客先容器」があります。
自社容器とは日之出酸素の所有容器のことです。
メーカー容器とはメーカー(仕入先)の所有容器のことです。
客先容器とは客先が所有している容器のことです。
「自社容器」と「メーカー容器」は日之出酸素がお客様に貸す形になります。
「客先容器」はお客様の容器ですのでお預かりしてガスを詰めて戻す形になります。
誰の容器であっても今、何処にあるのかを管理するのが容器管理です。
高圧ガス容器による事故や盗難を防ぐ為には、安全な取り扱いと共に正確な容器管理が不可欠です。
使い終わった容器、使わない容器は早めに戻してください
※客先容器の場合は、不要なものは処分料(廃棄料)が必要です。
本社:管理部:👩