鹿との遭遇・・・
4月のとある午後、営業先に向かう途中の出来事です。
その日は朝から雨が降って肌寒い日でした。都農方面に向かう為、県道302号線(美々津―高鍋線)を南進していた時です。
右側の茂みの中から大きな物体!?鹿です!それも大人の鹿!!4tトラックに乗っている私の視線とほぼ変わらない高さだったので結構なデカさです。雨での運転でスピードを出してなかったこともあってギリギリなんとかかわす事ができ「ホッ」としたのも束の間、いきなり「ドン!」というグレネードランチャーを打ち込まれたかのような大きな衝撃が…。もう1頭の伏兵がいたのです。1頭目の影に隠れていた2頭目に全く気づかずそのまま衝突。つがいだったのでしょうか?バックミラーを見ると2頭目の鹿は何事も無かったかのように走り去っていきました。
元気そうな鹿が嘘のようなくらいの結構な衝撃だったので心配になり停車してトラックを確認。この有様でした…。
ヘッドライト周辺は破損。ラジエーターグリルには亀裂が入り、バンパーは内側にめり込んでしまって助手席のドアが開きません。これが軽自動車での走行中の出来事だったらひとたまりもなかったことでしょう。考えただけでゾッとします。
修理費用は会社の保険でカバーしてもらう事になりそうですが、調べたところ法律では動物はガードレール等と同じ(物)扱いのようなので今回は物損(自損)事故になりそうです。
今まで山間部の道路で鹿に遭遇した事はありましたが今回の県道302号線という国道より海側の道路での遭遇は全くの想定外でした。予期せぬ場所で予期せぬモノに遭遇した結果、予期せぬ事態が起こってしまったということです。
最近、都農方面の山あいは東九州自動車道開通以降、山を切り開いての太陽光発電パネル設置や伐採等の開発が進んでいます。その影響もあって野生の動物がだいぶ麓に下りてきているのかもしれません。10号線でも以前より狸やアナグマが死んでいるのを多く見かけるようになりました。今回の鹿との遭遇はこれから先、益々頻繁な出来事になるかもしれません。
それにしても野生の鹿は思った以上に頑丈でした・・・
日向営業所 営業 👨